サムティグループは、従業員がやりがいを持って末永く働ける環境を整えることがサステナビリティ経営の根幹であると考えています。そのために、性別、年齢、国籍等に関わらず多様性を持った従業員が、仕事と生活を両立させながら、個人の能力を発揮して長く働ける職場づくりを目指しています。
そのために多様性と包摂性（D&I）の推進を重視し、仕事と家庭の両立を実現できるように支援やライフイベントに対応した制度の拡充を進め、多様な働き方を支援する制度を整備します。
私たちは、以下の取り組みを推進します。
本方針はサステナビリティ推進委員会において2024年1月25日に承認されました。
2024年1月25日制定
サムティ株式会社
代表取締役社長
小川 靖展
当社では、労働基準法などの法令遵守の観点や従業員の健康管理面から、ワークライフバランスのとれた働き方を従業員に提供するべく、育児休業などの各種制度の整備を推進しています。また、リモートワークについても、コロナ等の感染者や育児中の従業員等を対象に、所属部門長の判断で必要に応じて導入しています。残業時間削減にも積極的に取り組んでおり、例えばオフィスのPC使用に関して、定時の勤務時間を過ぎると各自のPCにロックがかかり、継続して使用するためには上長の許可を得てロック解除する仕組みを導入しています。2023年度の従業員の平均残業時間 8.45時間／月（管理職：16.21時間／月、非管理職：6.54時間／月）であり、従業員の健康管理や労働生産性を常に意識し、定時時間中に効率よく業務を終える環境整備を実践しています。なお、2023年度においても、1人当たりの平均残業時間を10時間以内とする目標を達成しています。
当社では、従業員の健康や労働環境への配慮は収益機会にもつながる重要な経営課題と認識し、45歳以上の従業員および管理職を対象に人間ドッグ受診に最大10万円の助成金を支給するなど、「健康経営」の視点で手厚い健康管理を実践しています。
また、従業員がメンタルヘルスの不調になることを未然に防止するため、医療機関と連携して全従業員を対象にストレスチェックを実施しています。特別な診療・治療が必要と判断された従業員については、専門医や提携する専門機関を斡旋しています。
当社グループは2020年度、意欲ある従業員に挑戦の機会を提供し、人材を適材適所に配置することを目的として、社内公募制度を導入しました。本制度は、特定の事業・プロジェクト等で必要となる人材を社内で募り、従業員が自由に応募できる制度です。公募案件はイントラネット等で告知し、書類および面談によって選考します。
当社グループは2023年度より、従業員満足度調査を兼ねた取り組みとして、役員・執行役を除く全従業員を対象に人事面談を年1回行っています。人事面談前に、やりがいや仕事量、自身や組織の課題、悩みや相談したいことなどについてアンケートを行い、面談では普段、上司には相談できない事などをオープンに話してもらう場としています。面談の内容を会社にフィードバックし、従業員の心身ともに健康な職場環境づくりに活用しています。
当社グループは、福利厚生制度の一つとして、また従業員に当社グループの事業への理解を深めてもらうことを目的として、「従業員ホテル利用補助制度」を設けています。本制度は、当社グループに在籍する従業員本人または二親等以内の親族が対象のホテル（21カ所、2024年2月現在）を利用した際に、年10万円を上限として宿泊費の100%を補助するものです。従業員本人だけでなく、従業員の家族も利用できることから、当社グループへの理解と愛着を持っていただく機会にもなっています。
